赤ちゃんの脳

赤ちゃんの脳

    赤ちゃんの成長って、日に日に変化していて、楽しみで。赤ちゃんの脳っていったいどうなっているのでしょう?
     赤ちゃんとのコミュニケーションなど赤ちゃんの脳にとってどのようにしていったらいいのでしょうか。
     どのような遊びが適しているのでしょうか?時々、赤ちゃん相手に戸惑っているママもいるのではないでしょうか。

赤ちゃんの脳

  赤ちゃんは0才から3才にかけて脳が急成長する時期といわれています。
   この成長する時期が非常に大切ですが、ただ教育して知識を詰め込むことが
   いいというわけではありません。

   普段のパパとママとの生活の中で脳は完成されていきます。
   体のことは、目に見えて成長がわかりますが脳は知らないうちに完成してしまうのです。

   子供の脳にとって一番良いのは刺激です。
   見る、聞く、触る。これらの刺激の質で、赤ちゃんの脳の質も変わってきてしまうのです。
   脳を発達させるのに大事なのは赤ちゃんの時です。繰り返し赤ちゃんの脳に情報を
   送り込み、神経回路を強化します。

   赤ちゃんの脳が一番活発に作られるのは歩き始めの1才前後がピークです。
   この時期に、ママがいろんなものを見せたり、いろんな音を聞かせたり、
   触らせたりしてあらゆる刺激を与えることが脳が活発に発達します。

赤ちゃんの遊び

   赤ちゃんにとって、体を動かしたり、ママと接したり、おしゃべりしたり、遊んだりすること。
   これが一番脳にとって一番いい刺激となります。

   赤ちゃんにとっての遊びは、赤ちゃんの体や心も発達させます。
   ただただ遊びといっても乳幼児の発達段階にあった刺激を自然に与えることが
   重要になってきます。

   しかし、義務的に遊ぶのはよくありません。
   ママは、赤ちゃんとしっかりと向き合いましょう。赤ちゃんは好奇心のかたまりです。
   赤ちゃんにとってははじめての連続ですが、赤ちゃんなりに試行錯誤をしながら、
   新しい発見をし、ひとつずつできるようになっていくのです。

赤ちゃんとの遊び

   まず、赤ちゃんの目を見て注意を引いてからにしましょう。
   いきなりおもちゃの音などを聞かされても、赤ちゃんはびっくりするだけです。
   やさしく声をかけてあげましょう。

   そして、赤ちゃんは飽きっぽかったり、何度も同じ遊びを求めたりします。
   赤ちゃんひとりひとり持っている個性ですので、ママは赤ちゃんに遊びを強要したり
   せずに根気良く付き合ってあげましょう。

   ○首がすわる前
   月齢が低いときは、自分で自由が利かずものをとったり遊んだりできない分、
   周りからの働きかけが大事です。
   声をかけながら目を合わせるだけでも赤ちゃんにとっての刺激となります。
   赤ちゃんが「あー」「うー」などの声を出したら同じようにまねをして返してあげましょう。
   この頃の赤ちゃんは、ものを目で追いかける追視をするようになります。
   色のカラフルなおもちゃを赤ちゃんと向かい合わせ、ゆっくりと右へ左へと動かして
   みましょう。赤ちゃんの片足に鈴をつけてみましょう。ママが声をかけ、どちらの
   足をけると鈴がなるのかを赤ちゃんにわからせましょう。

   ○首がすわったら
   仰向けに寝かせて、おもちゃを両手に持たせてみましょう。
   おもちゃを両手で持たせることは右脳と左脳の連動に役立ちます。
   赤ちゃんを背中から抱き、背の低いテーブルなどに立たせてみましょう。
   赤ちゃんが高さを感じたり視野が広がったりすることで興味を感じるでしょう。
   赤ちゃん自身でバランスをとろうとするので体をコントロールする脳へも刺激されます。
   赤ちゃんを抱っこして軽く「高い高い」をしてあげるのも良いでしょう。

   ○おすわりやはいはいの頃
   おすわりができるようになると、両手が使えるようになるので遊びの範囲も広がります。
   また、はいはいができるようになると、興味の引かれるままに移動しますので
   ママは赤ちゃんが手にしたり口にしたら危ないものは片付けて、赤ちゃんから目を
   離さないようにしましょう。
   赤ちゃんに鏡を見せてあげましょう。最初の頃はまだ鏡に映っているのが自分だと
   認識できませんが、自分が動くと鏡も動くということが次第にわかってきます。
   知性の発達にも役立つでしょう。
   「いないいないばあ」をしてあげましょう。この頃から赤ちゃんにとって目に見えるものだけが
   すべてではない事がわかってきます。繰り返し遊んであげることによって、
   顔は隠れているだけだという認識ができるようになります。
   おもちゃに気を引かせた後に、クッションの下などに隠て「どこへいったかな?」
   と探させてみるのもいいかもしれません。
   赤ちゃんの手をとって、たっちの手助けをしてあげましょう。
   自分自身で足、ひざ、腰を使って立つ練習になります。

   とはいっても、赤ちゃんがおきている間中、ずっと相手をしている必要はありません。
   もちろん、ふれあいは大事ですが赤ちゃんに一人遊びを教えることも大切なことです。
   声をかけても一人遊びに熱中しているときは無理に注意を引くのはやめて、
   少し離れたところから赤ちゃんの様子を見守ってあげて下さい。
   困っているようなときにはそっと手を差し伸べ、手助けは最小限にとどめ、
   なるべく一人でやらせるようにしましょう。